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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 156,085 字 · 312 頁
魔法つかいの大どろぼうじゃ。だが、お金や宝石を盗むのではない。そんなありふれたどろぼうではない。わしは人間を盗むのじゃ。ウフフフ……、それもただの人間ではない。日本じゅうのどろぼうが、ひじょうに恐れている、えらい人間を盗むのじゃ。わかるかね。名探偵明智小五郎を、盗みだすのじゃ。」
黄金怪人は、そこで、ことばをきって、ヘラヘラと笑いました。やっぱり歯車のきしむような、いやらしい笑い声です。
ふたりの少年は、それをきくと、心のそこからびっくりしてしまいました。明智先生を盗みだすなんて、じつに、とほうもない話ではありませんか。
「明智探偵ばかりじゃない。まず、手はじめに、少年助手の小林というやつを、盗んでやる。小林は、きみたち少年探偵団の団長だね。だから、最初にきみたちをここへつれてきたのだ。べつに、人じちというわけじゃない。わしの魔法の種につかうためだ。どんな魔法だか、それはいえない。わしのだいじな秘密だからな。まあ、このうちで遊んでいるがいい。このうちには、きみたちがびっくりするようなものが、山ほどある。人造人間の部屋なんて、ほんの、そのひとつにすぎない。