Japanische Klassiker mit Furigana
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme
同病相憐むに出でたる余の気弱
盲者蛇を怖れぬ豪胆
前章に僕は外柔内剛につき少しく述べたが、内剛については所説のいまだ竭さぬところがあったから、いま章をあらためて所感を述べたい。僕はいろいろなる人々と対談し、あるいは種々なる人々より受取る手紙により、世には階級の上下を問わず、年の老若を論ぜず、自分は気が弱くて困る、どうかもっと気を強くする工夫はあるまいかと尋ねられることがしばしばある。
この質問は僕自身が他人に接するごとに痛切に感ずることで、自分が常に気の弱きことを矯めたいと思っているくらいなれば、世人に対してこれが方法を授くるがごときは思いも及ばぬことである。しかし同病相憐むという、僕自身もはなはだ気弱いことを感知し、これにつき年来少しく工夫を凝らしている。もしその工夫を話したなら、たとえ未熟ながらも、また直接に益する人はなくても、世にもまたかくのごときものもあるか、かくのごとき考えをもってその欠点を矯正せんと努めるものがあるかと思って、新たに工夫を運らすに至る人もあろうと思い、僕は本問題を提げたのである。
盲者蛇を怖れぬ豪胆
僕の友人に僕と同じように気の弱い、いわば臆病の人がある。子供のときに、その親が当時有名なりし某将軍につれて行き、