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Japanische Klassiker mit Furigana

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme

Aozora Bunko

第二十一章 潔き感情と正しき思想

偉大なる思想が何ゆえに萎縮するか

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第二十一章 潔き感情と正しき思想

偉大なる思想が何ゆえに萎縮するか

いかなる文字でも、善き意味にも悪き意味にも用いらるるが、感情なる言葉ほど、ときには善く、ときには悪く用いらるる言葉は少なかろう。人を讃めて言うときに、あの人は感情家であるから、言うことが活気があるとか、あるいは精神がこもっているなどという。これに反し、あの人は感情家だから、議論が学理の軌道をはずれ、とかく横道に走るともいう。

いったい感情は読んで字のごとく、われわれの感覚といわゆる人情との二つを含むものであるから、善くもとれるし、悪くもとれると同じく、正しきにも走り、正しからざるにも走りやすい。感情はいわば一種の力であって、感情あればこそ思想も力を添え、感情の力なければ、人の考えはとかく冷淡にして働きに現れることは少ない。よし現れても、その運動量が弱い。

感情は意志や思想に力をつけるものであるゆえ、誤った思想に感情が混じると、その誤りがいっそう恐ろしくなる。ここにおいて、僕はしばしば感情の教育ということを口にするが、人の感情をして私を去って潔からしめたならば、自ら正しき思想に結びついて、偉大なる力を惹き起こすものであるが、もし感情にして卑しい女々しいものであれば、することなすこと小さくなって、偉大なる思想さえも、小感情のために、大きなところ