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Japanische Klassiker mit Furigana

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme

Aozora Bunko

言葉はこれを用いる人の心を表す

おそらく他にも種々な特徴があったろうと推量する。彼が怒る時は鰐のごとく、酔った時は河童のごとく、しかして睡った時は仏顔であったかも知れぬ。また半耳君にしても然りである。彼は耳に異状がありしとするも、口なり鼻なり業平をしのぐほどの形をしていたかも知れぬ。

しかるにこの老人が彼らに命名した時は、ことさら悪い特徴をふざけて指摘したのである。彼らを取扱うに冷評的態度をもってすると、好意をもって善良なる特徴を選ぶのとは、非常なる相違を生ずる。もし好意をもってすれば、猿だとか、耳朶が半分だなどいう特徴の一端を挙げずに、愉快なる印象を与うるがごとき名をつけうることも必ずできる。ゆえに僕は言いたい、名は実を示すというよりも、命名者の心を現すものであると。

言葉はこれを用いる人の心を表す

用語においてはなおさらである。これは何人でも経験あることであろう。同一の人を評するに敵意をもってすると好意をもってするとはその結果において実に雲泥の差がある。優れた人を評するにつけても、

「あの男はエライ」という者あり、

「エラそうだ」というもあり、また、

「エラぶる」というもある。

「まるい鶏卵も切りようで四角」