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Japanische Klassiker mit Furigana

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みっつのあざ

怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集

小酒井 不木

Lesen Sie 怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集 (みっつのあざ) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.140 Zeichen · 396 Bildschirme

Aozora Bunko

これ即ち、食物を見たことによって、唾液の分泌が反射的に増したことを示す現象なのであります。

さて、今、犬に食物を与え、それと同時にチリンチリンと鈴をならしたとします。そうしてこのことを何度も何度も繰返すならば、後には、その犬はただ鈴の音だけをきいても、食物を与えられたときと同じように、反射的に唾液を分泌するのであります。本来ならば鈴の音をきいたとて、決して、犬は唾液を分泌しないのでありますが、その鈴の音がすれば必ず食物が貰えると思いこんでしまったあげくには、鈴の音だけをきいて、反射的に唾液を分泌するようになるのであります。ちょうど、居候がドンの音をきいて、急にお腹のすいたような感じを起すと同じ意味なのであります。

かくの如く、鈴の音をきいて、犬が反射的に唾液を分泌する現象を、「条件反射」と唱えるのであります。即ち鈴の音をきけば、食物が貰えるという条件づきの反射ですから、条件反射なる名称が与えられたのであります。この条件反射が、犬の意志と関係のあることは言う迄もなく、これに反して通常の反射運動は意志とは無関係に行われ、条件反射に対して無条件反射とも呼ばれるのであります。