Japanische Klassiker mit Furigana
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しんせい
新生
島崎 藤村
Lesen Sie 新生 (しんせい) von 島崎 藤村 (しまざきとうそん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.815 Zeichen · 663 Bildschirme
昭和二年(民国十六年)に、この作は北京大学の徐祖正氏の訳により支那語に移され、北新書局というところから出版せられた。自分の著作が隣国読書人の間に紹介せられたのも、それが最初の時であった。因に、翻訳家としての徐氏はわたしたちが想像も及ばないような苦心を積まれるものらしく、これを支那語に訳出するためにはかなりの年月を要せられたという。そのことは徐氏は手紙でわたしのもとへ書いてよこしてくれ、またその訳書の長い序文のはじにも、「此書因種々事故、遷延甚久。如今以這篇年譜為最後工作。在此※(「目+扮のつくり」、第3水準1-88-77)望此書之快成、併敬祝原著者健康。」としてあったのも忘れがたい。
この『寝覚』第一部の終の方には作中の主人公が亡き父を思うという一節も出て来るが、今日から見るとその父の取扱い方には不充分な点も多い。子として父の俤を写して見ようとする場合にすらそれだ。まして他の人の俤をやである。それにつけてもつくづく創作の難いことを知る。のみならず自分はまだ血気壮んな頃でもあったから、当時深い感慨をもってこの作に筆を執ったので、自分ながら冷静を欠いたと思われるふしもすくなくない。