Japanische Klassiker mit Furigana
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しんせい
新生
島崎 藤村
Lesen Sie 新生 (しんせい) von 島崎 藤村 (しまざきとうそん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.815 Zeichen · 663 Bildschirme
春さめにあかき椿の花ちりて主なき家はさびしかりけり
はる/″\と空ながめつゝ君こひしその日おもへば胸せまるかな
ゆめさめて夜ふかくひとり君おもふまくらべちかき春のあめかな
いかならむ道行き衣ぬぎ捨てゝなれしあめ聞くはるのよひ/\
ものまなぶ我にさゝやく春さめは君がもとにも斯くやありなむ
春さめもいとはで濡るゝ二羽のとりつばさならぶもうれしとは見ぬ
君やこし我や行きけむさゝやきのゆめうつゝともわかちかねたる
いにしへをひとりしかたる糸萩も笑ましげにこそ萌えいでにけれ
我がうでに眠りはすれど宵々をもの言はぬ子の淋しくもあるかな
かゞやけるひとみもあらぬかたにのみうるほふ涙しるや知らずや
君はまだ筆やはしらせたまふらむ閨のうちなる我身はづかし
みちのべにさゝ紅梅もいとし子が夢にほゝゑむ唇かとぞ見る
いくたびか思ひ捨つれどいかにせん我がものにしてわれならぬ子を
あどけなく緋鯉のむれにたはむるゝいぢらしきさま眼のあたり見ゆ
春のひかり満ちわたりたる大空をうらやましくもかける鳶かな
隠れたるを見たまふ父の日ひと日いや親しくもなりまさるかな
いと高きみ手にすがりて今日もまた涙ぐましく暮れにけるかな