Japanische Klassiker mit Furigana
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しんせい
新生
島崎 藤村
Lesen Sie 新生 (しんせい) von 島崎 藤村 (しまざきとうそん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.815 Zeichen · 663 Bildschirme
姉がその話のおしまいに、叔父さんとすっかり別れて自分独りでやるというものか、それとも今までのようにして自分の仕事をするというものか、それを聞かなければお父さんに返事が出来ないと言うんですよ。それから私が、何年逢わないでいてもそんなことは関わない、精神の上からは叔父さんに別れるなんてことは出来ないってそう言ったんですよ。それを姉がお父さんに話したんでしょう。そうしまして、私がお父さんの前へ御辞儀に行きましたら、何とも言わないで長い間黙っていらっしゃるものですから、姉が何か言うことは有りませんかッてお父さんに言いましたら、俺は呆れて物が言えない、人間だと思えばこそ話しもするがそんな禽獣には何も言うことは無い、彼等は禽獣に等しいものだ、蠅なんて奴は高貴な人の前でも戯れるようなものだ、そんなものと真人間と一緒にされて堪るものかなんて、それからも随分激しい調子でいろいろ仰ったんですよ。姉が、そんなに御自分のことばかり仰っても、節ちゃんの方のことも聞いてやらなくちゃ、私が聞いてもその通りには話せませんから節ちゃんに書いて貰うことにしましょう、それを私がお父さんに読んであげましょうッて言いましたのよ。