Japanische Klassiker mit Furigana
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme
さなきだに犯罪や自殺多き夏の季節に、一万四千の腕白者が大都会の一堂に会合したことであり、群集心理の特徴として逆上しやすき時、出席者のうちの大多数は、自称政治家、自ら天下に我一人の気前の連中だからなおさらの事、一芝居の起こることを期待しておった。しかるになんぞ図らん、開会の始めにあたり上院にその人ありと聞こえたルート氏が座長に選ばれた。この人の手腕でも出席者の昂奮を撫め得ないであろう。なにしろ会場における不満連の総大将兼黒幕としてはルーズヴェルト氏自ら采配を取っているという始末であるから、我々の考えでは珍事なしには終らぬと気遣ったのも、今思えば杞憂に過ぎなかった。
開会中ルート氏が座長となって人波を撫めた手腕は凄まじいもので、当時の記事を読んで僕がつくづく感服したのは、かねがね聞いているアングロサクソン人種の秩序的なる一点である。同氏の冷静にして、雷のごとく騒ぎ立つ数千の反対者を眼前に列べて、平然と構えて、いかに罵詈讒謗を浴せても、どこの空を風が吹く底の顔付きで落着き払って議事を進行せしめたその態度と、彼に正反対の論者が発言権を求めたとき、場内において発言を妨害せんとした彼の同志に向かって、