Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme

Aozora Bunko

年改まるごとに、今日のわがなすことが、この点においてどうであろうと対照してみる。

一、幼少の折、かつて、あるところで話を聞いたことによって、人を怨み悪み嫉むことは、下品なものということを大いに感じたことがあったが、年経るごとに今日ははたして俺が人を怨まないか悪まないか嫉まないかと昔にくらべてみる。

一、幼少のときにある放蕩息子が身をあやまって、自分のみならず大勢の人に迷惑やら心配をかけたのをみて、婦人関係は深く慎しむべしと決心した。年経たる今日において、はたしてこの思想どおり身を処しておるか。

一、賭博のよろしくないことはつくづく親の話によって承知し、いかなる誘惑があるとも、賭博などには手を出すまいぞという思想を抱いた。年経た今日において、はたして幼少の思想にかなう行いをするか云々。

というように、問題を掲げていちいち実際と、思想というか理想というか、かつておのれの心の、向上したときに抱いた考えと引きくらべてみると、年経るにしたがって、むしろ堕落したことを発見する者が多くなかろうか。読者のなかには、僕のいうことがはなはだ子供らしい、迂遠なことだ、世渡りの道を知らぬとなじる人もあろう。