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Japanische Klassiker mit Furigana

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme

Aozora Bunko

また会社社長あるいは店の主人に対して種々なる動機より悪口を吐き、その会社の信用を傷つけ、その店を顛覆させる計画あるも、社長なり主人なりが、その部下、重役、株主、すなわち関係の最も近いものに対し、何の不義もなく、何の不正もないならば、一向に意とするに足らぬ。あるいはために一時迷惑を受けることあるも、その迷惑は永遠に継続するものでない。ゆえに種々なる批評があっても、それらは意とするに足らぬ。

西郷南洲翁が慶応年間、京都に集まった薩摩の勇士の挙動はなはだ不穏なりと聞き、これが鎮撫に取りかかったとき、日ごろ西郷に快からぬ人々が西郷の挙動をもって正反対の意味あるがごとくに言い放ち、西郷は名を浪士の鎮撫に藉るが、実はこれを煽動するものであると、島津久光公に告口した。公はこれを聞かれて非常に怒られ、西郷の帰り次第、何人でも差支えなきゆえ、手討にせよとの命令を下した。これを聞いた大久保はそもそも西郷を久光公に推薦したのは自分である。彼が不埒を働いたとすれば、自分もまたその責任を分かたねばならぬと思い、西郷が来るや否や、ただちに彼を兵庫に引連れ、明日君が君公の前に侍すれば、生命はないぞ。