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Japanische Klassiker mit Furigana

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

Lesen Sie 自警録 (じけいろく) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 168.224 Zeichen · 328 Bildschirme

Aozora Bunko

白隠なりしゆえ、後日に至り疑いも解け、差し支えなかったが、しかし世間では、ややもすれば白隠以外の、しかも良からぬ人が、実際自分の私生児を引き取り、白隠の言葉を借用して聖人の行為を真似る虞が多い。

米国の南北戦争にクエーカー宗の人々は非戦論を唱えて、戦時税を払わず、兵役にもつかず、ために当時の政府はその処分について少なからず苦しんだ。法に従って彼らを罰せんか、惜むらくは彼らの中には有名の士君子が多く、かつこれらの人は日ごろ社会百般の事柄に力を尽し、世間の信用と敬愛とを受けている。法に従い罰するに忍びぬ。ゆえに止むを得ず一時の権宜として、彼らには軍法を応用せず、兵役も免じ、納税の義務も免じた。

これを見たるクエーカー宗以外の人々も、私もクエーカー、私もクエーカーというものが多く、政府はその真偽を弁別するに苦しみ、一々その人の日ごろの行状を審査し、たとえクエーカー宗に入れるものにしても、日ごろその主義を完うせざるものは、無遠慮に罰し、日ごろの行状が正しく、徳望高き人は特に穏便に取扱い、戦時だけ自分に都合よき主義を唱えたとても、平生の行状がこれに伴わないものは、ただ一場の言い前に過ぎずとして採用されなかった。