Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みやもとむさし

宮本武蔵(一)

吉川 英治

Lisez 宮本武蔵(一) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 231 525 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

「但馬の出石村の生れで十歳で沙弥になり、十四歳で臨済の勝福寺に入って、希先和尚に帰戒をさずけられ、山城の大徳寺からきた碩学について、京都や奈良に遊び、妙心寺の愚堂和尚とか泉南の一凍禅師とかに教えをうけて、ずいぶん勉強したんですって」

「そうでしょうね、どこか、違ったところが見えますもの」

「――それから、和泉の南宗寺の住持にあげられたり、また、勅命をうけて、大徳寺の座主におされたこともあるんだそうですが、大徳寺は、たった三日いたきりで飛びだしてしまい、その後、豊臣秀頼さまだの、浅野幸長さまだの、細川忠興さまだの、なお公卿方では烏丸光広さまなどが、しきりと惜しがって、一寺を建立するから来いとか、寺禄を寄進するからとどまれとかいわれるのだそうですが、本人は、どういう気持か分りませんが、ああやって、半風子とばかり仲よくして、乞食みたいに、諸国をふらふらしているんですって。すこし、気が狂しいんじゃないんでしょうか」

「けれど、向うから見れば、私たちのほうが気が変だというかも知れません」

「ほんとに、そういいますよ。私が、又八さんのことを思い出して、独りで泣いていたりしていると……」