Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みやもとむさし

宮本武蔵(一)

吉川 英治

Lisez 宮本武蔵(一) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 231 525 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

六

武士はこうぞという意気を見せられい」

それで、すべてが解決できると四高弟の方では考えていた。

武蔵を招いたことが、そもそも、主君へは無断のことであったから、彼の素姓目的も、不問のまま闇の出来事として、葬り去ろうという意思らしいのだ。

武蔵は肯じない。

「なに、この武蔵に腹を切れといわれるか。――馬鹿なっ、馬鹿なことを」

昂然と、肩を揺すって彼は笑った。

六

飽くまでも、武蔵は相手の激発を挑むのであった。闘争を仕かけるのであった。

なかなか感情をうごかさなかった四高弟の者も、遂に、眉に険をたたえ、

「よろしい」

ことばは静かだか、断乎とした気をふくんでいった。

「こちらが、慈悲をもって申しておれば、つけ上がって」

出淵のことばにつづいて、木村助九郎が、

「多言無用」

武蔵の背へ廻って、

「歩めっ」

背を突いた。

「何処へ?」

「牢内へ」

――すると武蔵はうなずいて歩きだした。

しかしそれは自分の意思のままに運んでゆく足であって、大股に本丸のほうへ近づいて行こうとするのである。

「何処へ行く?」

ぱっと助九郎は先へ廻って、武蔵のまえに両手をひろげ、

「牢は、こちらでない。