Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 143 455 caractères · 290 écrans

Aozora Bunko

七

眼の覚めたのは翌る朝、窓を開けて、朝の光と空気を入れて見ると、主人の三右衛門、頸に赤い細紐を巻かれたまま、少し乗り出し加減に、眼を剥いて死んでいたのです。

「ワッ、た、助けてくんろッ」

お村は四ん這いになって飛出しました。

恐ろしい不安を孕んだ、ハチ切れるような騒ぎが、猛火の土の鍋を沸らせるように、家の中を煮えくり返らせました。

「誰もここへ入るんじゃないぞ。お前は銭形の親分を呼んで来い。お前は医者だッ」

支配人の禄兵衛が、たった一人でてんてこ舞をしていると間もなく、銭形の平次、子分のガラッ八をつれて飛んで来ました。

続いて、お品、町内の医者、町役人、家の中はただもうごった返します。

「銭形の親分、申し訳がありません。たった一晩の油断で」

お品は面目なげに言うと、

「なアに、私はこうなることを見通していたんだ。お品さんが一年泊っていりゃア、三百六十六日目にこの家の旦那がやられるよ」

「えッ」

「お品さんは証拠固めのとき役に立つんだ。安心していなさるがいい」

平次はお品を慰めておいて、変事のあった部屋へ行きました。

七

「あッ、親分待っていました」

入口に頑張っていたのは、支配人の禄兵衛。