Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
雪中河畔の群鶴
何の声か知らんと思ってよく見ると
雪中河畔の群鶴 鶴が七、八羽その川端を徐ろに歩いて居るです。その景色には実に旅中の困難を慰められた。その後そこの景色を思い出して詰らぬ歌を詠んで記念にして置きました。その歌は
ブラフマの、川の渚の砂地に、牡丹やうなる白雪の、降り積りたる間より、
コ、コウ、コ、コウとなのる声、いづくよりかと尋ぬれば、静かに鶴の歩むなり
それからその一町余りある川を渡ってだんだん低い方に進んで参りますとその辺は谷間でそんなに高低もなし、だんだん行きますとヤクが数十疋も居るような有様が見えたです。例の通り石の転げて居るのがヤクに見えるではないか知らんと思うと彼方此方に動くです。こりゃいよいよヤクに相違ないと思ってその方向に進むと果せるかなヤク追いがその辺に居りました。で物を尋ねるとその人のいうには、俺たちは昨夕ここに移って来たばかりだ、これから向うに行くと四つばかりテントがあって人が住んで居るから、大方そこに行くと今夜泊れるだろうという話でございました。実に地獄で仏に逢ったような心持でだんだんその教えられた方向に進んで行くとテントがあったです。