Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
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第六十四回 チベット人を名乗る
法王の宮殿
その主意は結構な事から起ったのですが、法王の召し上る肉がここから供給すると決めてあるから、内々命令して殺さしたようなもので、私共から見るとラサ府で買うのもあまり違わないと思います。そのレブン大学の下を通り掛けて二里半ばかり行きますと、先にゲンパラから見えて居りました法王の宮殿の下に着きました。(〔法王の宮殿の名をツェ・ポタラという。ツェは頂上、ポタラは船を持つの義で港の事をいいます。ポタラは観音の浄土でインド南端の海中にあるセイロン島の事で、シナの普陀落の名を襲用したものである。ここは観音の化身ダライ・ラマの住する所であるからポタラといい、山上にあるからツェ・ポタラという。〕)
第六十四回 チベット人を名乗る
法王の宮殿 はどうも立派なもので、その立派な事は図面を見ても分るからここに説明する限りではないけれど、ただ面白い一つの話がある。ある田舎者がある時バタを沢山驢馬に積んでラサ府へ売りに来たそうです。ところがこの立派な法王の宮殿を見て恟然呆気に取られ、これは神の国の御殿ではないか知らんと暫くはぽかんとして見惚れて居ったがふと気が付いて、はて驢馬はどこへ行ったか知らんとそのあたりを見ますと、かなたこなたに別れ別れになって居る。