Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
第十五回 行商の中傷
ツァーランを出立す
その村長のアダム・ナリンという人がツァーラン及び西北原の方へ商いに来るのみならず、西北原には四、五十頭のヤクを放ってありますので、その下僕がテントを張ってその番をしているという。で時々見廻りに出て行きますそうで、この人達は公然道のある所を通って行くのですから行こうと思えばいつでも行かれるのです。この度も見廻りのために出て来てちょうど私の世話になって居る宅に泊りました。その時に私がその人の請に応じて仏教の説明をして遣ったものですから非常に悦んで私に言いますには「私がチベットから求めて来た一切蔵経が仏堂に供えてあるがまだ一度も誰にも読んで貰った事がない。是非あなたが私の宅へ来て供養のために読んでくれまいか」というたっての請求ですから、それではいずれ近い中にあなたの方へ出掛けることにしようという約束を致しました。
第十五回 行商の中傷
ツァーランを出立す 私がマルバ村長のアダム・ナリンと約束をしたのは三十二年の十月でございます。しかしその後その人はインドの方へ商業のために旅行したといいますからその儘に過ぎ去りました。話は戻りますが私がネパールから買うて来た白馬の処分に困って居ったです。