Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
宿主の執拗、下僕の白状
」「セラだ」といいますと「ほほう、それじゃあ貴僧は化身のラマでございますか」と尋ね掛けた。
「いや」というと下僕が側から「いやそうじゃない、もっと豪いお方だ。」「どなたですか」というと「このお方は法王の……」とちょっと言い掛けたから「黙れ、貴様馬鹿な事を言ってはいけないぞ」と叱り付けた。宿屋の主は変に思ったようです。「それでは貴僧は何ですか。法王の僧官で居らっしゃるですか。」「いやそうではない。ただセラのお寺に居るだけである」といいますと非常に聞きたがるです。聞きたがるほどこちらでは言う必要がないから「そんな事を言う必要がないじゃないか」とはねつけました。
宿主の執拗、下僕の白状 ところが「いやそれはいけません。ここは非常に面倒な所でそのすべてどこにお住みになるか、どういう御身分の者かすっぱり取糺して、怪しい点があれば証明をしなければならぬ。それからまた貴僧がインドへ行かれてこちらへ確かに帰って来るという証拠人を立てなければならぬ。その証拠人は容易な事では立てられぬ。その証拠人を立てるについてはすっかり貴僧の事を聞いて置かなければならぬ」という。
「それでは言う。