Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
氷塊の打ち合う音
で、どうも英国の人ではあるまいか。英国人でないにしろヨーロッパ人種に違いない。何故ならば色が白いからというようなところからだんだん疑いを深くして来た。だがその人の尋ねる位の事は私には既に解って居るものですからよい塩梅にその疑いの解けるように説明して置きました。その砂原を行くこと二里にしてまたブラマプトラ川の岸に着きました。もうその時分には氷が解けて静かに下の方へ流れつつそうして
氷塊の打ち合う音 その氷塊と氷塊が打ち合って非常に凄じい響の聞えた時は実に爽快に感じた。またその氷に日光が反射する塩梅がいかにも美しく見られたです。その川の岸を東に降って行くこと三里ばかりにしてその川を離れそうしてブラマプトラ川の流れ込んで居る川端に沿うて東北へ三里余り登りそれから馬に乗ってまたその川を渡りました。その川岸の少し北に当ってニューク・ターサムという駅場がある。しかしそのターサムへは着かずに其駅を左にして東に行くこと一里ばかりにしてある山の腹に泊りました。ちょうどその日は九里ばかり参りましたが、一体この商隊はハルジェという駅のあるつい近所に着くまでは駅場とかあるいは村のあるような所には少しも泊りませんでしたが、それは何故かというに馬に草を喰わせますには駅場のある近所に泊っては草の良いのを得られません。