Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
その冷す間に麦芽を入れてよくこれを攪き混ぜ、壺に入れて麹を寝かすような具合にして三日位経ちますと、それが全く麹に変じてしまう。その麹の中へ水を汲み込みそれをよく攪ぜて置き、そうしてその上澄からだんだん汲んで行くもあれば、またその滓を絞り取って汁だけ売るのもある。それでまあ麦一升から酒を五升位取るのですから、その薄いことは実に甚しい。特別に良いのを拵える時分には二升位しか取らぬそうです。しかしそんな良いのは通常売って居る所にはない。
今いうた通りの拵え方で三日も経つと酒が出来る。ちゃんとそれを絞り分けて六、七日を置きましたのは、それはもう貴族が飲む酒として非常に尊いもののように思って居るです。なかなか長くは置かない。一月も置いたのはもう余程古い酒として尊ばれて居るのです。その酒をがぶがぶ飲むのですが、どの位飲んでもそんなに酔うということはない。余程沢山飲まなければ酔わない。殊に寒い所ですから酔いの醒め方も早いようです。だが朝から晩までまた晩から朝まで飲み続けに飲んで居ることもありますから、その場合には随分彼らも沈酔して前後不覚になって居るようなことも随分あります。