Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
元来シナ人は横着で駐蔵大臣の命で給料などを運送して参ります時分には、十疋で足る場合でも十五疋も十六疋も徴発して、その余分の馬に秘密で人から頼まれた荷物を積んで賃銭を貪ることを、役徳のように心得て居るのがシナ人の常です。
そういう訳ですから私の荷物も天和堂主人の頼みにより、薬舗の荷物と心得て運ぶことになったのでございます。荷物の方は片付いたが私と一緒に行くところの下僕を得て居らない。それを大いに天和堂の主人も心配し、またその妻君も非常に奔走してくれまして、ちょうどよい人を見付けてくれた。それは還俗僧でテンバという人なんです。その人はもとテンゲーリンの相当なる僧侶であった。ところがテンゲーリンのテーモ・リンボチェが牢内でお逝れになると同時に、其寺の僧侶の流浪する者も大分出来ました。
その人もその一人でその後零落して妻君を持ったという始末。至って正直な人であるという。それのみならずダージリンの方へは若い時分から三遍も行った事があって、大いにダージリンの地理に委しいという。その人をどういう風にして雇ったかといいますと、まずダージリンの方へ出掛けて行ってブータン、シッキムにおける雪山の霊場を巡り、再びダージリンに引き還してカルカッタに出てブダガヤ、ベナレス等へ参詣し、それよりネパールの霊跡を巡ってチベットに入りラサ