Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
巡礼の痛罵
どうか未来はこういう結構な仏の国へ指して生れますように」とありがた涙を流しながら仏さまに願いを掛けておったところが、ペンバ・プンツォという男は同行の者が一生懸命拝んで居るにも拘わらず、ラサ府の方に臀部を向けて不作法な真似をして居るので皆驚いて、ありゃ気狂いになったのじゃないか知らん、おいおい貴様何をやって居るのかと咎めますと、その男は一向平気で「ああ嬉しい事をした。このラサという所ほど気色の悪い腹の立つ所はない。一体ラサという所は餓鬼の住む所だ。悪魔の住む所だ。おれはもうこんな所に来ないぞといって願いを掛けたんだ」という。
「それにしてもそんな不作法な事をしないでもよいじゃないか。大方貴様は気が違ったのだろう。」「いやお前達こそ気狂いだ。俺達は家に居ると米の飯も喰えばうまい肉も喰えるし、麦焦しの粉だってラサのような砂だらけでないのを満腹喰って豊かに暮らせる。ラサという所はラマだの糸瓜だのといいながら、夜叉や郎苦叉鬼のように肉を山のように積んで、俺達に一臠もくれんで自分ばかり喰って居る。こんな所は極楽も糸瓜もあったもんじゃない。こりゃ餓鬼の国だ。悪魔の国だ」