Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
その服はサーチェという草の幹の繊維で織って拵えて全く縫う事をしない。その布の儘に十文字に体に捲き付け、そうして陰部へもまた捲き付けて端の方でくるっと掩うて居る。これをドミのクスドムといって居る。この一つの着物の外になんにも着けない。
その食物は多くは山林の自然生の草の実あるいは茸等であって、その草の毒であるか毒でないかという事を知るのは実に鋭敏なもので、なんでもこの草はこういう病気の折にはこれを喰えば癒るとか、これはいつの時候でなければ喰えないとか、これはまたどういう時に喰えばよいとかというような事は、皆立派なお医者さんが草の有毒無毒あるいはその性を別かつごとくに知って居る。その点についてはインド人などはとても及ばんです。インド人は一般に実に愚かなるもので、草の名でも知って居る者はありはしない。花の名でも知って居る者はごく稀で、どんな花を見ても花だというだけでなんにも外の事は知らぬのが沢山ある。
しかしこの種族はこの点については土語でいちいち名を知って居る。それらは実に感心なものです。そうしてまた動物性の物も喰うですけれども多くは植物性の物を喰って居る。