Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
禄付きの禿鷲
持斎堂
それからその訳を尋ねますと、この辺では死んだ人の死骸を持って来て上げる信者が少ないからそれでこの禿鷲が大方餓えて居るので、タシ・ルフンプー寺の台所からこの八羽の禿鷲に禄が付いて居るんだという。その禄は肉だそうです。鳥に禄があるというのは奇態ですけれどこの鳥は葬式の時に人の死体を持って参りますと其肉を喰うのです。その有様はどういう風にして喰うか、どういう風にして食わせるかまた葬式の仕方はどんなであるということは私がラサ府に着いてから見た事についてお話し致そうと思います。
持斎堂 さてその辺を過ぎてナルタンという寺の近所のニュン・ネー・ハーカン(持斎堂)に着いて私は泊ったが、その他の一行は私に荷物を渡してシカチェ府の方へ行っちまいました。私は少しここで調べ物をする必要がありますからその翌日も泊るつもりでその人らと別れて特にここに宿ったのでございますが、持斎堂というのはこの辺の僧侶や俗人が八斎戒を保つその上に一日間全く肉を喰わぬとか、あるいは人と少しも物を言わぬという行をするためにここに立てられて居る堂であります。チベット僧侶はすべて肉を喰うなということはないけれどもその戒を保つと同時に殊更にそれを守るのであります。