Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
その阿耨達池の傍に在る天然の曼陀羅なるマウント・カイラスは仏教の霊跡でありますから、その霊跡に参詣するという口実を設けて行くに若くはないと考えました。で、ある時にギャア・ラマに向い「私は折角ここまで来たのにむざむざチベットを経てシナに帰るというのは誠に残念なことである。シナの経文の中にチベットにはマパム・ユムツォすなわち阿耨達池があって、その岸に聳えて居る山を蔵語でカン・リンボチェといって居るが、私はその山に参詣したいという願心が起ったからどんな難儀をしてもちょっと行ってみたいと思うがどうでしょう。荷持を頼むことが出来ますまいか」と言いますとギャア・ラマは「やあそれは結構な事だがお止しなさるがよろしい。行く道は大変困難でもあるし殊に西北原には道などはありはしない。私も是非一遍参詣したいと思って居るけれども第一容易に食物を得られないから行くには充分食物の用意もして行かねばならぬ。それに強盗が沢山居るから多くの同勢を連れて行かないと殺されてしまう。そんな訳で今まで延びて居るですがどうも荷持の一人や二人連れて行くのはつまり殺されに行くようなものですからおよしなさるがよろしい」