Classici giapponesi con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Leggi チベット旅行記 (チベットりょこうき) di 河口 慧海 (かわぐちえかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 531.520 caratteri · 1042 schermate
と尋ねますと、「もう気狂いになってから二年にもなる」という話。「本当の気狂いですか」と聞きますと、「それは気狂いでない時もあれば気狂いになって居る時もある。ちっとも訳が分らぬ」と言いますから、「しかしその人はどこに居るか」と言ったところが「ナムサイリン(兄の別宅)というところに往って居る」という返事です。そこで余儀なくナムサイリンへ尋ねて往ったところがそこの家にも不在で、その家の者もやはり前と同じような答えをして居るです。
しかし少し待って居れば来ないこともあるまいと言うので二時間程も待って居りましたが、またよく考えて見ると精神の錯乱して居る人に遇って見たところが別段頼みになる訳でもないから、こりゃ一つセラ大寺へ直接に出掛けて行って、それからまあ仮入学を許してもらい、折を見て試験を受けて大学に入る分別をするのが一番身にとって都合がよいと思いましたから、すぐに荷持を雇い、北方に向ってセラという大寺のある方に出掛けて参りました。
やはり此寺もレブン寺と同じく山の麓の段々上りの所へ、上へ上へと建てられて居るので、こちらから見ますとちょうど一村落のように見えて居るです。