일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면

아오조라 문고

その頃ハイフェッツは、申し分のない技巧と、驚くべき気魄の持主であった。あの端麗な顔から、私はナポレオン型の圧力をさえ感じたものである。ヴァイオリンは巨大な金属性の楽器のごとく、驚くべき正確さと、やや冷たさで鳴り響いた。柔か味には欠けていたが、情緒においては、考えていたよりは大人であり、充分過ぎるほどの美しさに恵まれていた。

それから、年を距てて、三度までもハイフェッツは日本を訪ねた筈である。エルマンやジンバリストが、一回ごとに衰えを見せて行くのと反対に、ハイフェッツは一回ごとに成長し、一回ごとに尾鰭を添えて行った。

冷たい技巧的な曲の演奏だけでは、大人になり切ったハイフェッツを満足させる筈はない。有名な映画女優と結婚して、全アメリカを驚かした頃から、ハイフェッツのレパートリーには、野心的な近代楽と、むずかしい古典が交えられた。そればかりではない。ハイフェッツは、シマノフスキーを弾き、バルトックを弾く傍ら、自分の手で、フランスの近代楽、わけてもドビュッシーを中心に、いろいろの曲を編曲演奏した。

これらの新編曲を土産に、欧羅巴に演奏旅行をした時は、とかく反感と嘲笑とに葬られがちであったが、それはパリの小インテリの好みに逆らったのが大きな原因でもあり、ハイフェッツの野心が、無検束なせいでもあったかも知れない