후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
ダルベーア Eugen d'Albert
一八六四年に生れ、つい二、三年前に物故したが、レコードはフォックス(VOX)とドイツ・グラモフォンに数枚ずつあり、フランスのパテー・レコードに、私の知っている限りではたった一枚の電気レコードがある。
若い時分は非常に技巧家であったらしいが、レコードは晩年のものばかりで、作曲家らしい我儘な解釈と、老人らしい傍若無人さで、ぼっとりした弾き方をしている。
フォックスのレコードが来たのは震災直後で、阿南商会が輸入して小川町のフランス書院で売っていた。その中にダルベーアの弾いたショパンの『ワルツ=嬰ハ短調』のあったのを聴き、六円という値段に驚いて買わずに帰ったが、そのぼっとりした美しさが、一晩中耳について眠られなかったので、翌る日飛んで行って求めたことがある。トリオの部分を一遍余計にくり返して弾いたレコードで、傍若無人さが人を嘗めたものだ。その頃はこの上もなく美しいと思ったレコードではあるが、今聴いてみると幻滅そのものだ。
グラモフォンのかき餅のようなレコードに入っている、モーツァルトの『土耳古行進曲』とシューベルトの『即興曲(作品一四一の三)』は当時の名レコードであった。