일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면

아오조라 문고

カルーソー Enrico Caruso

さして上出来のレコードではないが、なんとなく物々しさを感じさせるだろう、後世へのよき記念の一つでもある。

カルーソー Enrico Caruso

カルーソーが死んで十九年になる。ついこの間のような気がしているが、全く烏兎々といった古風な形容詞にふさわしい感じだ。

カルーソーのレコードが、赤ビクターにじゃんじゃん入った頃のセンセイショナルな心持を、今のファンたちは知らない人の方が多かろう。カルーソーが死んだ時、日本の新聞が小さい写真入りで十行ぐらいしか書かなかったのを、その頃社会部の編輯に関係のなくなっていた私が、大いに憤慨したことを今でも記憶している。

カルーソーこそは、全く世紀の歌い手といわるべき巨人的な存在であった。カルーソー亡き後のイタリー歌劇界の淋しさは、全く目に見えたほどで、二十世紀になってからのイタリー歌劇は、カルーソーを最後として、その華かな幕を閉じたと言っても大した誇張ではないほどである。

カルーソー亡き後、スキーパ、ジーリを始め、ほとんど小カルーソーの観があった。マルティネリなどが、テナー歌手の代表的なもので、群雄割拠的にその勢威を競ったが、結局は団栗の背比べで、カルーソーの魅力の十分の一にも及ばず、イタリー歌劇は顛落の運命を辿って、無残レヴューやショーやコミック・オペラに押されるの已むなきに