후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
半信半疑であったが、嘘や間違いとも思われないのである。植田良平や御池十郎左衛門などの四十余名は、
「すわ……」
と、民八の後につづき、野火の焔を越えてゆく獣のような迅さで、草埃を揚げながら、街道の並木へ出た。
その丹波街道を北へ向って、五町ほども走ってゆくと、また、並木の右手にわたって、渺としたまま、静かに、春先の陽に伏している広い枯野がある。
つぐみや鵙が、なんのこともないように啼いていたが、パッと空へ立った。――民八は、気狂いのように草の中へ駈け込んだ。そして、なにかの古塚の跡らしく饅頭形に土の盛られている辺りまで来ると、
「若先生っ、若先生っ」
もういちど、ありったけな声をふり絞って、大地へしがみつくように膝を折った。
「……やっ?」
「お、お」
「若先生だ」
突き当った事実のまえに、後から駈けて来る足がみな釘付けになった。見ると、藍花染の小袖に革のたすきをかけ、白い布で、額から後鬢へ汗止めをきりっと締めている侍が、草の中に顔を埋めて、俯つ伏しているのである。
「――若先生」
「清十郎様っ」
「しっかりして下さいっ」
「われわれです」
「門下達でござる」
抱き起された頭は首すじの骨がくだけているように、ぶらんと重く傾いでしまう。