후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
六
なれども、覚明は木曾殿の滅亡後、出家して、法然上人の室に参じておりますゆえ、その一族やも知れませぬ。年久しく、土民として今、私の代に至りましたが、父の世の頃、或る恥辱をうけ、それを無念におもいまして、母と共に誓いをたて、御岳神社に参籠して、必ず、武道をもって世に立つことを神文に誓ったのです。――そして神前において、会得したこの杖術を、自ら夢想流と称し、人はてまえを呼んで、夢想権之助といっております」
彼が口を結ぶと、武蔵も礼儀を返して、
「拙者の家は、播州赤松の支流、平田将監の末で、美作宮本村に住し、宮本無二斎とよぶものの一子、同苗武蔵であります。さして、有縁の者もおりませず、また、元より武辺に身をゆだねて世にさすろう以上は、たとえこれにおいて、其許の杖の下に、敢なく一命を終ろうとも、毛骨のお手数などはご無用な業です」
と、いった。そして、
「では」
と、立ち直ると、権之助も杖を把り直して、
「では」
と、応じた。
六
松の根もとに坐りこんだ老母はその時、息もしていないように見えた。
降りかかった災難とでもいうならばともかく、われから求めて、追いかけて来てまで、わが子を今、白刃の前に立たせている。