후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
町人
一
「これは、死んでない」
「死んでいるものか」
「気を失っているだけだ」
集まった提燈が、がやがや騒いでいるのを見て、沢庵が駈けもどって来るのと同時に、旅籠の手代が、大声で沢庵を呼び返していた。
町人
一
ここの家ほど「水」というものの性能を巧みに生活の中へ活かして使っている家は少ないだろう。
――家を繞るその水音の快いせせらぎを、ふと耳にとめながら、武蔵はそう思った。
本阿弥光悦の家である。
所は、武蔵にとって記憶のふかい蓮台野からそう遠くない――上京の実相院址の東南にあたる辻の角。
その辻を、本阿弥の辻と町の者が呼ぶ所以は、光悦の一軒があるのみでなく、彼の住む素朴な長屋門に隣りして、彼の甥とか、同業の職人たちとか、一族の者がみなこの辻の表や裏に、仲よく、その昔の土豪時代の大家族制度のように軒をならべて穏やかに町家暮らしの営みをしているからだった。
(なるほど、こういうものか)
武蔵には、もの珍らかに見える世間なのである。下層部の町人たちの生活には、自分の生活も打ち混じって見て来ているが、この京都で誰それといわれるような大町人というものには、まったく縁のなかった彼である。