후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
三
三
ただの眼ではない、そのまま刀の先へつけてもいい眼が、じいっと吉野の白い顔を正視して、彼女の答えを待っているのである。
「――戯れか!」
容易に開かない唇へ、武蔵がこう少し激しかかると吉野は、消していた笑靨をまたちらと見せ、
「なんの――」
嬌やかに、頭を振って、
「かりそめにも、兵法者の武蔵さまへ、今のような言葉、なんで戯れ言に申しましょうか」
「では、聴かせい。どうして拙者の身が、そなたの眼には、すぐ敵に斬られそうなと、そんな脆い未熟な体に見えるのか。――その理を」
「それほどお訊ねならば、申してみましょう。武蔵さま、あなたは先刻、吉野が皆様へのお慰みに弾いた琵琶の音を聴いておいで遊ばしましたか?」
「琵琶を。あれと拙者の身と、なんの関わりがある」
「お訊ねしたのが愚かでした。終始何ものかへ、張り緊めていたあなたのお耳には、あの一曲のうちに奏でられた複雑かな音の種々も、恐らくお聴き分けはなかったかも知れませぬ」
「いや、聴いていた。それほど、うつつにはおらぬ」
「では、あの――大絃、中絃、清絃、遊絃のわずか四つしかない絃から、どうしてあのように強い調子や、緩やかな調子や、種々な音色が、自由自在に鳴り出るのでしょうか。