후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
十
(これは)
と、武蔵も、その豪壮な存在からうける一種の圧迫感を、はじめはどうしようもなかった。
(敵は、おれよりも上手だ)
正直に、武蔵は、そう思ったのである。
同じ負け目は、小柳生城のうちで柳生の四高弟に囲まれた時にもうけた。彼のその負け目に似た自覚というのは、柳生流とか吉岡流とかいう正法な剣に向ってみると、自分の剣がいかに野育ちの型も理もない我法であるかがよく分ることだった。
今――伝七郎の構えているさまを見ても、さすがに吉岡拳法というあれだけの先人が、一代を費やして工夫しただけのものが、単純のうちに複雑に、豪放なうちに賢密に、ひとつの整った剣のすがたを作していて、ただ力とか、精神とかいうだけのもので圧して行っても、決して破り得ないものがあった。
生半可、武蔵には、それが観えるだけに、手も、足も出ない心地がしてしまうのだった。
で当然、武蔵は無謀になれなかった。
彼のひそかに自負している我法も野人ぶりも振舞えなかった。こんなはずはないと思うくらい、こよいの肱は伸びてゆかない。じっと、保守的に構えを持っているのが呼吸いっぱいであった。
その結果、心で払っても払っても、