일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

四

「おかしいなあ、高札には蓮台寺野とあったのに。試合場はここかしら?」

誰もみな不審がらないでいる点を、城太郎だけが、ふと不審に感じ出していた。すると、彼の左右をながれて行く人混みのあいだから、

「わっぱ。――こら、こら、それへ参る童」

と、横柄に誰か呼ぶ。

見ると、それは城太郎にも覚えのある――つい八日前の元日の朝――五条大橋のたもとで、朱実と囁いていた武蔵へ向い、人をばかにしたような大笑いを捨てて去った佐々木小次郎であった。

四

「なんだい、おじさん」

一度でも顔を見ているだけに、城太郎は、馴々しくいう。

小次郎は、彼のそばへ寄って来た。なにかものをいう前に、先に足もとから頭へ、じろりと眸を上げるのが、この若者のくせであった。

「いつぞや、五条で会ったことがあるな」

「おじさんも、覚えていたかい」

「おまえは、女の人と一緒だったね」

「アアお通さんと」

「お通さんというのか、あの女は――。武蔵と、なにか縁故のある者か」

「あるんだろ」

「従兄妹か」

「ううん」

「妹か」

「ううん」

「じゃあ、なんだ」

「すきなんだよ」

「誰が」

「お通さんが、おいらの、お師匠様を」

「恋人か」

「……だろう?」