일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

三

「御舎弟さま。わらじの緒はだいじょうぶでござるか。こう寒い――凍るような晩には、きつい緒も、ぷつりと切れ易うござりますぞ」

「心配するな」

吉岡伝七郎だった。

親族の者や、門弟中の重なる者、十七、八人が彼を取り巻いて、寒いせいもあろうが皆、そそけ立った顔つきを揃えていた。彼のまわりを取り囲みながら、蓮華王院のほうへ歩いてゆくのである。

今、起って来た祇園神社の拝殿のまえで、伝七郎はもう全身一点のすきもなく決闘の身仕度を済まして来ていた。鉢巻、革だすき、いうまでもないことである。

「わらじ? ……わらじは、こういう折には布緒とかぎっているものだ、おまえ達も覚えておけ」

伝七郎は雪を踏みしめながら、白い息を大きく吐き捨てて、一同の中に歩いていた。

三

日暮れまえに、太田黒兵助たち三名の使いの者から、武蔵の手へ、確乎とわたして承諾を取った果し合いの出合い状には、

場所 蓮華王院裏地

時刻 戌の下刻(九時)

と、してあったのである。

明日をも待たないで――今夜の戌の刻という遽かな指定をしてやったのは、伝七郎もそれがよいと考えたし、親族や門下の者も、

(猶予を与えて、もし逃げ出されては、ふたたび京都で彼をつかまえることは出来ないから)