후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
という想定のもとに一致した作戦であって、その使いに行った太田黒兵助が、この群れの中に見えないところをみると、彼だけは、あのまま堀川船橋の灰屋紹由の家の附近にうろついていて、その後の武蔵を、ひそかに尾行しているのかもしれない。
「……誰だ? 誰か先へ来ているようだな」
伝七郎はそういって、蓮華王院の裏の廂の下に、赤々と、雪の中に火を焚いている者を、遠くから見つめた。
「御池十郎左と、植田良平でしょう」
「なに、御池や植田良平まで来ているのか」
伝七郎は、むしろ、うるさいといいたげな顔をして、
「武蔵ひとりを討つのに、仰山すぎる。たとえ、仕果しても、あれは大勢で討ったのだといわれてはおれの沽券にもかかわるからな」
「いや、時刻が来たら、われわれは立ち退きますから」
蓮華王院の長い御堂の廊架は、俗に三十三間堂ともよばれているところである。長い廊架は、矢を放つ距離といい、的場を置くところといい、弓を射るには絶好の場所だとされて、いつのころからともなく、射具をたずさえて来て、独りで練技を試している者がぼつぼつ増えていた。
――そんなことからふとこの場所を思いついて、こよいの試合場として、武蔵へいってやったのであるが、来てみると、弓以上、果し合いにはなおさら足場がよい。