후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
御池十郎左衛門が前へ出ていう。
「それも一理あるな」
たとえ血脈の間がらとはいえ、幼少の子を果し合いの名目人に提供して惜しまないほどの好々爺である。一も二もなく他説に従って、
「――では早速、備え立てして敵を待とう。しかし、この人数をどう分けるというのか」
「この下り松を中心とし、三方の街道へ、各※(二の字点、1-2-22)約二十間ばかりの距離をおいて、道の両側に潜んでいることとする」
「して、ここには」
「源次郎様のそばには、拙者、また御老台、その他十名ほどの者がいて、護るばかりでなく、三道のどこからか、武蔵が来たとの合図が起ったら、すぐそれへ合体して一挙に彼を葬ってしまう」
「待たっしゃい」
老人らしく、熟っくり考えこんで、
「――幾ヵ所にも分割してしまうことになるなら、武蔵が、どの道から来るかわからぬが、真っ先に彼へぶつかる人数は、およそ二十名ぐらいにしか当るまい」
「それだけが、一斉に取り巻いているうちには」
「いや、そうでないぞ。武蔵にも、何名かの加勢がついて来るにきまっている。それのみでなく、いつぞやの雪の夜、伝七郎との勝負の果てに、あの蓮華王院での退きようを見ても、武蔵という奴、剣も鋭いかしらんが、退きも上手じゃ。