후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
五
(生かしてはおけぬ)
と、小幡の門人がこぞって、彼に復讐をちかい出したのであった。
北条新蔵は、その議が持ち上がると、最初から反対した。
――問題が小さい事。
――師が病中にある事。
――相手が軍学者でない事。
それからもう一つ、老師の子息の余五郎が旅先にいることも理由として、
(断じてこちらから喧嘩に出向いてはならぬ)
と、戒めて来たのであった。――にもかかわらず、先頃は新蔵に無断で隅田河原で小次郎と出会い、また、それにも懲りず衆を語らって、ゆうべも、小次郎を待ちぶせ、かえって手酷い目に遭って、約十名のうち生きて還ったのは幾人もない様子なのである。
「……困ったことを」
新蔵は、消えかける短檠へ、何度も嘆息をもらしては、また、腕ぐみの中に面を沈めていた。
五
机に肘をのせて俯つ伏したまま、北条新蔵はうとうとと眠ってしまった。
ふと醒めると、何処かで騒がしい人声が幽かに聞える。すぐ門弟たちの寄合だと分った。明け方のことが、それと共に、頭にはっと甦った。
――だが、声のする所は遠かった。講堂を覗いても誰もいない。
新蔵は、草履を穿いた。
裏へ出て、若竹のすくすくと青い竹林を越えると、垣もなく、平河天神の森へつづいてゆく。