후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
八
こんな拷問に遭わされないでも、又八はもうあの事を、秘し隠しにつつんでいる勇気はないのである。
「実は、去年の夏のことだったので――」
と、伏見城の工事場で自分が石曳きをしているうちに遭遇した「頤のない武者修行」の死をつぶさに話し、
「……つい出来心で、その人の死骸から金入れと、中条流の印可と、それから先刻の印籠とを持って逃げたに相違ありません。金は、費ってしまいました、印可は懐中に持っております。生命をお助けくださるならば、今というわけには参りませんが、金もきっと後日までに、働いてご返済いたしまする。……はい、証文に書いてお渡しいたしておいてもようございます」
白状して、こう残らずいってしまうと、又八は、去年から絶えず心に病んでいた膿をいちどに切って出してしまったようで、急に気がらくになったせいか、なんだか怖いものもなくなって来た。
八
聞き終ると、六部は、
「それに相違ないか」
又八は、神妙に、
「相違ありません」
といって、すこし俯向く。
しばらく黙っていたと思うと、六部は腰の小脇差を抜いて、彼の顔の前へすっと出した。又八は、びくりと斜めに顔を上げ、