후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
「いろいろな伝手を求めて、同じような望みを申し入れて来る者が、佐渡どのの所へなども沢山あろうが、今、てまえの邸に置いてある人物はちと少ない人物かと思うので」
「ほ。……人材は御当家でも求めておるのじゃが、ただ、職にありつきたい人間ばかりでなあ」
「その手輩とは、ちと質からして違う男でござる。実はそれがしの家内とは縁故もあって、周防の岩国から来てもう二年もわしの邸にごろごろしているのじゃが、何としても、御当家に欲しい人物でしてな」
「岩国とあれば、吉川家の牢人かの」
「いや、岩国川の郷士の子息で、佐々木小次郎といい、まだ若年でござるが、富田流の刀法を鐘巻自斎にうけ、居合を吉川家の食客片山伯耆守久安から皆伝され、それにも甘んじないで自ら巌流という一流を立てたほどの者で」
と、口を極めて角兵衛は、その人間を佐渡に頷かせようとする。
誰でも、人物の推薦には、一応このくらいには肩入れするものである。佐渡はそう熱心に聞いていなかった。――むしろ彼は、彼の意中に、一年半も持ち越したまま、つい忙しいままに忘れていた、べつな人間を、ふと思い出していた。
それは、葛飾の法典ヶ原で開墾に従事している、宮本武蔵という名であった。