일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

彼の侍者が、或る時、

(これからの戦場では、鉄砲がもっぱら用いられ、槍が次に使われ、太刀、弓などは、余り役立たぬように変遷しておるようにござりますから、お弓は、武家の飾りとしても、作法だけの御習得でよろしくはないかと存じますが)

と、諫めた時、忠利は、

(わしの弓は、心を的に射ておるのだ。戦場へ出て、十や二十の武者を射る稽古をしているように見えるか)

と、かえってその侍者に反問したという若殿である。

細川家の臣は、大殿の三斎公には勿論、心から心服していたが、そうかといって、その三斎公の余光に伏して、忠利に仕えている者は一人もなかった。忠利の身辺に近侍している者は、三斎公が偉くあってもなくっても、問題ではなかった。忠利その人を心から、英主と仰いでいるのだった。

――これはずっと晩年の話であるが、その忠利をどんなに藩臣が畏敬していたかというよい話がある。

それは細川家が豊前小倉の領地から熊本へ移封された時のこと――その入城式に、忠利は熊本城の大手の正門で駕籠を下り、衣冠着用のまま、新莚に坐って、今日から城主として坐る熊本城へ向って手をついて礼拝したそうである。