일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

――天下統治の剣

であること。また、

――見国の機微に悟入する

のが、その眼目でなければならなかった。

だが、勝つ、勝ちきる、飽くまで何事にも打ち勝って生き通す――ことが剣の発足であり、また最後までの目標である以上、御流儀だから個人試合においては弱くてもよいという建前はなり立たない。

いや、むしろ、他の諸流の誰よりも、柳生家はその威厳のためにも、絶対に、優越していなければならなかった。

そこに、絶えず、宗矩の苦悶があった。――彼は、名誉を負って江戸へ上ってから一門のうちで一ばん恵まれた幸運児のように見えているが、事実は、最も辛い試練に立たされていたのだった。

「甥は羨ましい」

と、宗矩はいつも、兵庫の姿を見ては、心の裡でつぶやいた。

「ああなりたいが」

と思っても、彼には、その立場と性格から、兵庫のような自由にはなれないのだった。

その兵庫は今、彼方の橋廊下を越えて、宗矩の部屋のほうへ渡って来た。

ここの邸は、豪壮を尊んで建築させたので、京大工は使わなかった。鎌倉造りに倣わせて、わざと田舎大工に普請させたものである。この辺は樹も浅く山も低いので、宗矩はそうした建築の中に住んで、せめて、柳生谷の豪宕な故郷の家を偲んでいた。