후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
「兵庫」
「はあ」
「わしに代って、すぐに其方は発足してくれぬか」
「承知いたしました」
「江戸表の方――すべて何事もご安心なさるように――」
「お伝えいたします」
「ご看護もたのむ」
「はい」
「早打の様子では、よほどおわるいらしい。神仏の御加護をたのみ参らすばかり……急いでくれよ。お枕べに、間にあうように」
「――では」
「もう行くか」
「身軽な拙者。せめて、こんな時のお役にでも立たねば」
兵庫は、そういって、すぐ叔父に暇乞いをし、自分の部屋へ退がった。
彼が、旅支度をしている間に――もう国許の凶報は、召使の端にまで分って、邸内には、どこともなく、人々の憂わしげな気もちが漂い合った。
お通も、いつのまにか旅支度をして、彼の部屋を、そっと訪れ、
「――兵庫様。どうぞ私も、お連れ遊ばしてくださいませ」
と、泣き伏して頼んだ。
「できないまでも、せめて、石舟斎様のお枕べに参って万分の一の御恩返しでもさせて戴きとうございます。柳生ノ庄でも深い御恩をうけ、江戸のお邸においていただいたのも、恐らくは、大殿様の御余恵と存じあげておりまする。……どうぞ、お召し連れ下さいますように」
兵庫は、お通の性質をよく知っていた。