일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

「ピアノ協奏曲第一番変ロ短調」は先輩ニコラス・ルービンシュタインに献ずるつもりであったが、ルービンシュタインはチャイコフスキーがピアノのパートを書くとき、自分に忠告を求めなかったことを含んで、その作品に敵意をさえ示した。大勢の前でその曲を、わざと拙く弾いているような調子で、さんざんこきおろし、温厚なチャイコフスキーもさすがに腹に据えかねて、その曲をハンス・フォン・ビューローに献じた。その曲がボストンでビューローの手で初演され熱狂的な歓迎を受けたと聴いて、チャイコフスキーは、有金を全部叩いて返電を打ったりした。

フォン・メック夫人はチャイコフスキーに静かな生活を与えて、作曲に没頭させるために年金を約束することを申し出た。一八七三年のことである。その申し出はメック夫人の素姓を隠して、逢っても挨拶をしないというチャイコフスキーの身勝手な条件まで入れて成立し、チャイコフスキーは音楽学校の教職を退いて、閑静な地に三年間作曲生活を続けることが出来た。「第三交響曲」を始め、幾多の傑作がこの間に生まれ、チャイコフスキーの音楽生活はようやくここに安定と自信を得るに至った。