후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
十六歳の少年ドヴォルシャークは、ようやく笈を負うて首都プラハに赴き、ボヘミア教会音楽協会のオルガン学校に入学し、本式に音楽修業にいそしむことが出来たのである。だが、父の意に反いて上京した子は、潤沢な学費を恵まれるわけにいかず、それに加えて、父の家業も思わしくなかったために、送金は途絶えがちであった。ドヴォルシャークは少年時代に稽古したヴァイオリンを役立てて、辛くも餓えを凌ぎながら勉強を続けるのほかはなかった。その苦学は若いドヴオルシャークの骨身に徹したことは想像に難くない。カフェーでヴィオラを弾き、病院でオルガンをひき、ただより高き音楽への憧れを持ち続けて三年の課程をおえたのである。
二十一歳のドヴォルシャークは、プラハに建てられた国民劇場の楽員に採用され、ボヘミア国民音楽の祖とも言うべき、スメタナの指揮の下にヴィオラの奏者として働きながら、スメタナの開拓したボヘミアの国民音楽建設のために、その生涯を捧げ尽す基礎を定めたのである。
ドヴォルシャークは――繰り返して言うが、決して花々しい天才型の人間ではなかった。長い間の修業と用意の後、蛹から蝶への大飛躍を遂げたのは、実に三十二歳の時で、その年彼の歌劇「王と坑夫」