후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
私などが大阪で電気の事を知たと云うのは、只纔に和蘭の学校読本の中にチラホラ論じてあるより以上は知らなかった。所がこの新舶来の物理書は英国の大家フ※(小書き片仮名ハ、1-6-83)ラデーの電気説を土台にして、電池の構造法などがちゃんと出来て居るから、新奇とも何とも唯驚くばかりで、一見直に魂を奪われた。夫れから私は先生に向て、「是れは誠に珍らしい原書で御在ますが、何時まで此処に拝借して居ることが出来ましょうかと云うと、「左様さ。何れ黒田侯は二晩とやら大阪に泊ると云う。御出立になるまでは、彼処に入用もあるまい。「左様でございますか、一寸と塾の者にも見せとう御在ますと云て、塾へ持て来て、「如何だ、この原書はと云ったら、塾中の書生は雲霞の如く集って一冊の本を見て居るから、私は二、三の先輩と相談して、何でもこの本を写して取ろうと云うことに一決して、「この原書を唯見たって何にも役に立たぬ。見ることは止めにして、サア写すのだ。併し千頁もある大部の書を皆写すことは迚も出来られないから、末段のエレキトルの処丈け写そう。一同筆紙墨の用意して愡掛りだと云た所で茲に一つ困る事には、大切な黒田様の蔵書を毀すことが出来ない。