후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
地所払下
その他に対して入らざる事に敬礼なんかんと云うような田舎らしい事は塾の習慣に於て許さない。左ればとて本塾の生徒に限て粗暴な者が多いでもなし、一方から見て幾分かその気品の高尚にして男らしいのは、虚礼虚飾を脱したその功徳であろうと思われる。
地所払下三田の屋敷は福澤諭吉の拝借地になって、地租もなければ借地料もなし恰も私有地のようではあるが、何分にも拝借と云えば何時立退を命じられるかも知れず、東京市中を見れば私同様官地を拝借して居る者は甚だ多い、孰れも不安心に違いないと推察が出来る。如何かして之を御払下にして貰いたいと様々思案の折柄、当時政府に左院と称して議政局のようなものが立て居て、その左院の議員中に懇意の人があるからその人に面会、何か話の序には拝借地の有名無実なるを説き、等しく官地を使用せしむるならば之を私有地にして銘々に地所保存の謀を為さしむるに若かずと、頻りに利害を論じてその人の建言を促したるは毎度の事で、その他政府の筋の人にさえ逢えば同様の事を語るの常なりしが、明治四年の頃、それかあらぬか、政府は市中の拝借地をその借地人又は縁故ある者に払下げるとの風聞が聞える。