일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면

아오조라 문고

喧嘩の真似

弁天小僧

喧嘩の真似それから時としては斯う云う事もあった。その乱暴さ加減は今人の思寄らぬことだ。警察がなかったから云わば何でも勝手次第である。元来大阪の町人は極めて臆病だ。江戸で喧嘩をすると野次馬が出て来て滅茶苦茶にして仕舞うが、大阪では野次馬は迚ても出て来ない。夏の事で夕方飯を喰てブラ/\出て行く。申合をして市中で大喧嘩の真似をする。お互に痛くないように大造な剣幕で大きな声で怒鳴て掴合い打合うだろう。爾うするとその辺の店はバタ/\片付けて戸を締めて仕舞うて寂りとなる。喧嘩と云た所が唯それだけの事で外に意味はない。その法は同類が二、三人ずつ分れて一番繁昌な賑やかな処で双方から出逢うような仕組にするから、賑やかな処と云えば先ず遊廓の近所、新町九軒の辺で常極りに遣て居たが、併し余り一箇所で遣て化の皮が顕れるとイカヌから、今夜は道頓堀で遣ろう、順慶町で遣ろうと云て遣たこともある。信州の沼田芸平などは余ほど喧嘩の上手であった。

弁天小僧それから一度は斯う云う事があった。私と先輩の同窓生で久留米の松下元芳と云う医者と二人連で、御霊と云う宮地に行て夜見世の植木を冷かしてる中に、植木屋が、「旦那さん悪さをしてはいけまへんと云たのは、吾々の風体を見て万引をしたと云う意味だから、サア了簡しない。